資格商法
名の通った国家試験の通信講座や短期集中講座を売りつけるものと、独自に創設したもっともらしい名前の民間資格を売りつけるものの2種類あります。仕事柄、資格商法の相談をよく受けるのですが、最近はダントツで行政書士の資格商法が多いですね。カバチタレ!の影響もあるのかもしれませんが、それにしても悪徳業者の説明には嘘が多いです。
この商法の最大(最悪)のポイントは、繰り返し狙われるということです。一度契約してしまうと、今度は他の業者から会社や自宅に容赦なく電話やDM(ダイレクトメール)でしつこく勧誘してきます。契約すると勧誘が増えるのです。「これで最後」と言われて契約したとしても、お構いなしにどんどん増えます。
自己研鑽として資格取得を目指すのはいいことですが、国家資格といえども取っただけで食えるような時代ではありませんし、民間資格でも同じことが言えます。高い金を払って資格を取ったけど、飾る以外に役に立たない、ということも十分あり得ます。資格そのものが悪いわけではないのですが、勧誘方法が強引であり、高額です。
悪徳商法の例に漏れず、電話ではひたすらマニュアルに忠実なセールストークでこちらの話を聞こうともしません。こういうのを相手にするのは非常に疲れます。セールストークのパターンとしては、次のようなものがあります。どこかで聞いた覚えありませんか?
・将来、国家資格になる
・今なら講習を受けるだけで取得できる
・資格取得後は、仕事を斡旋する
・「経済産業省」など、省庁の名前を出して関係があるように言う
・申し込んでいないのはあなただけだ
・今日が申し込みの最終期限である
などなど。
対策としては次のようなものが挙げられます。
1.受話器放置
電話を取り、「悪質な電話勧誘だ」と思った時点で受話器を放置する。切るのではなく、置くのです。こうすれば、マニュアル棒読みな相手の話を聞かなくて済みますし、不用意な発言もせずに済みます。電話代は向こう持ちなのでそのうち切れます。「今忙しい」とか「また今度」とか「外出している」と答えれば一時凌ぎにはなりますが、必ずと言っていい程またかかってきます。通話中に電話の受話器を置くのは何とも言えない違和感がありますが、携帯電話の電波が弱いときみたいに「聞こえなくなった」つもりで。
2.「二度とかけないでください」とはっきり言う
特に、勤務先にかかってきたのであれば、「ここは会社ですから〜」といフレーズを付け加えるのもよいでしょう。ちなみに、契約しない旨の意思表示をした者に対する再勧誘は違法です。
3.クーリングオフを活用する
資格商法の場合、大抵は電話勧誘なので、クーリングオフできることがほとんどです。この旨は、送られてくる書類にも書いてあるはずです。但し、業者に「クーリングオフできますか?」と問い合わせるのはオススメできません。悪徳業者が「できますよ」と親切に言ってくれる可能性は極めて低いですし、逆に「それは困ります」、「損害賠償を請求します」、「顧問弁護士に相談させていただきます」などとクーリングオフを阻止しようとしてくることの方が多いです。尤も、クーリングオフは電話で同意を得る必要の無い手続きですので、電話せずに先に手続きしちゃえば無問題です。