アポイント商法(アポイントメントセールス)
電話やハガキで「あなたが当選しました」、「先日お送りしましたパンフレットはご覧になられましたでしょうか?(実際は送ってない)」という甘い連絡をきっかけに相手の事務所に呼び出され、行ってみると高額な教材や会員権や宝石などを契約させられてしまう、という商法。このタイプは、相手の事務所、すなわち相手に有利な環境での勧誘となりますので、電話と違って一方的に切るわけにもいかず、逃げ道を塞がれていることが通常です。断っても断っても何時間も粘られて、根負けして契約してしてまったという結果になることもあります。高額な契約が目的であることを隠して呼び出され、しかも出向いたら相手セールスは2人以上で半軟禁状態。勧誘が10時間以上に及ぶケースもあり、かなり悪質です。
具体的には、「会員契約をすると旅行代金が安くなる」、「中間マージンを省いたからこの価格が実現できる」、「一生モノだから、絶対に損はしない」、「大手企業のバックアップを受けているから倒産しない」などなど、うまい話を並べてきます。本当にそうだったらまだマシ(?)なんですが・・・。
アポイント商法は、20歳過ぎが最も狙われる年代です。成年に達したことで法律上は大人、高額な契約でも親の許可が不要となります。しかし頭の中が急に切り替わるはずもなく、アポイント商法のことも知らなければ、シビアな現実も知らない年頃です。引っかかってしまう人が多いのも無理はありません。
幸いなことに、アポイント商法はクーリングオフが可能になっています。期間は、書面を受け取ってから8日間です。キャッチセールスと同様、法律上は訪問販売と同じ扱いとなります。
甘い勧誘には出向かないのが鉄則ですが、行ってしまうと契約してしまう確率が非常に高いです。「電話では優しそうだったが、事務所行ったら怖くて契約しないと帰してくれそうになかった」というのはよくある話です。インターネット上にはそういったアポイント商法潜入記なるものがちょこちょこありますので、探して見てみると面白いかも。面白いというより怖い、と言った方が適切かな。
かつて、悪マニを訴えたあの会社もアポイント商法。普通に考えたら、あんなに高い(高く)宝石売れないって・・・。